Essential QualitiesEssential Qualities
無料相談
ケガ・故障読了 5分

成長期のケガは大人と違う——「捻挫」だと思ったものが骨折のことがあります

この記事が答える質問

子どもが足をひねりました。捻挫だと思うのですが、病院に行くべきですか?

文:濵 盛力(株式会社 Essential Qualities 代表/DAY ONE)

小学生・中学生のお子さんを見ている方に、まず知っておいていただきたいことがあります。成長期の身体は、大人の身体を小さくしたものではありません。組織ごとに強さのバランスが違います。

成長期の身体で起きていること

  • 骨 — 骨端核と成長軟骨板は力学的なストレスに弱い。繰り返しで疲労骨折・剥離骨折になる
  • 骨量 — 身長のピークから半年ほど遅れて骨量のピークが来る。その間、一時的に骨密度が下がる
  • 筋・腱 — 筋は骨より遅れて成長する。急に背が伸びた子は、一時的に身体が硬くなる
  • 靭帯 — 靭帯より骨のほうが弱い。靭帯損傷ではなく、骨がはがれる(剥離骨折)を起こしやすい

ここが最も大事です

成長期は靭帯より骨のほうが脆弱です。そのため、大人なら「捻挫」で済む力でも、子どもでは骨がはがれていることがあります。

具体的には、次のようなケースです。

  • 足首をひねったときの、外果下端の剥離骨折
  • 投球時の、肘の内側上顆の剥離骨折
  • まれに、膝の前十字靭帯付着部の剥離骨折

成長期の「捻挫」「打撲」は、自己判断せず医療機関で確認してください。見た目や痛みの強さでは区別できません。レントゲンを撮って初めて分かることがあります。

急に背が伸びた時期に身体が硬くなるのは自然なこと

骨の成長に筋の柔軟性が追いつかないため、腱を通じて骨の付着部を引っ張るストレスがかかります。この時期にオスグッド病などの骨端症が起きやすいのは、そのためです。

この時期に「身体が硬いから」と無理に伸ばしたり、負荷の高いトレーニングを足したりすると、逆効果になることがあります。成長期の選手にDAY ONEが負荷より動作の質を優先したプログラムを組むのは、この理由からです。

自分の場合はどうなのか、を知りたい方へ

記事はあくまで一般的な原理です。実際にどこで力が漏れているかは、動作を見て計測しないと分かりません。DAY ONE(大阪市福島区)では初回に現状の分析と課題の特定を行います。LINEでの相談は無料です。遠方の方はオンラインでも対応しています。

LINEで無料相談する

あわせて読む