小学生・中学生のお子さんを見ている方に、まず知っておいていただきたいことがあります。成長期の身体は、大人の身体を小さくしたものではありません。組織ごとに強さのバランスが違います。
成長期の身体で起きていること
- 骨 — 骨端核と成長軟骨板は力学的なストレスに弱い。繰り返しで疲労骨折・剥離骨折になる
- 骨量 — 身長のピークから半年ほど遅れて骨量のピークが来る。その間、一時的に骨密度が下がる
- 筋・腱 — 筋は骨より遅れて成長する。急に背が伸びた子は、一時的に身体が硬くなる
- 靭帯 — 靭帯より骨のほうが弱い。靭帯損傷ではなく、骨がはがれる(剥離骨折)を起こしやすい
ここが最も大事です
成長期は靭帯より骨のほうが脆弱です。そのため、大人なら「捻挫」で済む力でも、子どもでは骨がはがれていることがあります。
具体的には、次のようなケースです。
- 足首をひねったときの、外果下端の剥離骨折
- 投球時の、肘の内側上顆の剥離骨折
- まれに、膝の前十字靭帯付着部の剥離骨折
成長期の「捻挫」「打撲」は、自己判断せず医療機関で確認してください。見た目や痛みの強さでは区別できません。レントゲンを撮って初めて分かることがあります。
急に背が伸びた時期に身体が硬くなるのは自然なこと
骨の成長に筋の柔軟性が追いつかないため、腱を通じて骨の付着部を引っ張るストレスがかかります。この時期にオスグッド病などの骨端症が起きやすいのは、そのためです。
この時期に「身体が硬いから」と無理に伸ばしたり、負荷の高いトレーニングを足したりすると、逆効果になることがあります。成長期の選手にDAY ONEが負荷より動作の質を優先したプログラムを組むのは、この理由からです。
自分の場合はどうなのか、を知りたい方へ
記事はあくまで一般的な原理です。実際にどこで力が漏れているかは、動作を見て計測しないと分かりません。DAY ONE(大阪市福島区)では初回に現状の分析と課題の特定を行います。LINEでの相談は無料です。遠方の方はオンラインでも対応しています。
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