小学生・中学生の選手を見ていると、本人ではなく環境のほうに原因があることがよくあります。保護者の方が知っておくだけで防げるものを、4つにまとめました。
① 「捻挫」を自己判断しない
成長期は靭帯より骨のほうが弱いため、大人なら捻挫で済む力でも、子どもは骨がはがれていることがあります。見た目や痛みの強さでは区別できず、レントゲンを撮って初めて分かることがあります。成長期の捻挫・打撲は、医療機関で確認してください。
② 球数だけでなく、間隔を見る
日本臨床スポーツ医学会のガイドラインでは、高校生は1日100球・1週間500球が上限として提案されています。学童・中学生は所属連盟の規定に従ってください。
そして球数と同じくらい大事なのが間隔です。高校年代の実験では、中2日あけた登板が、連投や中1日に比べて球速の低下を有意に抑えました。「今日は50球だから大丈夫」ではなく、先週から何日空いているかを見てください。
③ 急に背が伸びた時期の「身体が硬い」は自然なこと
骨の成長に筋の柔軟性が追いつかない時期があります。このとき腱が骨の付着部を引っ張るため、オスグッド病などが起きやすくなります。
また、身長のピークから半年ほど遅れて骨量のピークが来るため、その間は一時的に骨密度が下がります。身体が大きくなっていく時期は、同時に一番もろい時期でもあります。ここで負荷を足すより、動作の質を整えるほうが安全です。
④ 教えすぎに気をつける
これが一番見落とされます。チームの監督、コーチ、お父さん、動画。情報源が増えるほど、子どもの頭の中には複数の「正解」が同時に存在することになります。
そして厄介なことに、頭の中でイメージしている動き自体が、身体の構造からは再現できない動きになっていることがあります。物理的に不可能なことを追いかけるあまり、自分のフォームを見失う。イップスの原因のひとつでもあります。
真面目に取り組んでいる子ほど、この状態に入ります。本人の努力不足ではありません。
気になったら、まず「いま誰から何を言われているか」を整理してあげてください。足すより、減らすほうが効くことがあります。
DAY ONEが保護者の方にお伝えしていること
チームの練習を辞める必要はありません。チームでは全員に同じことを教えるため、その子の身体に何が足りないかまでは見きれない——そこを個別に埋めるのが私たちの役割です。
成長期の選手には、負荷よりも動作の質を優先したプログラムを組みます。大阪市の「習い事・塾代助成」クーポンの対象教室のため、中学生で対象条件を満たす場合は月額1万円までの助成を利用できます。
自分の場合はどうなのか、を知りたい方へ
記事はあくまで一般的な原理です。実際にどこで力が漏れているかは、動作を見て計測しないと分かりません。DAY ONE(大阪市福島区)では初回に現状の分析と課題の特定を行います。LINEでの相談は無料です。遠方の方はオンラインでも対応しています。
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